2020-12-02 第203回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
このため、このデータだけでは水蒸気の鉛直分布を知ることはできませんが、このデータにあわせて、気象衛星観測あるいは高層気象観測等の他の観測データをあわせまして、これをコンピューターに入力し、数値予報技術を用いることで、水蒸気の鉛直分布を含む大気の状態を一定の精度で推定することが可能でございます。
このため、このデータだけでは水蒸気の鉛直分布を知ることはできませんが、このデータにあわせて、気象衛星観測あるいは高層気象観測等の他の観測データをあわせまして、これをコンピューターに入力し、数値予報技術を用いることで、水蒸気の鉛直分布を含む大気の状態を一定の精度で推定することが可能でございます。
こういった現状を踏まえまして、気象庁といたしましては、竜巻注意情報の精度向上に向けまして、実際に竜巻が発生した際に現地調査を速やかに行い、竜巻の発生条件を分析するとともに、次世代型の気象レーダーの導入等による積乱雲の監視能力の向上やスーパーコンピューターによる数値予報技術の開発などを進めているところでございまして、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
第一点として、現在の数値予報の技術では、局地的な降雨の発生場所及び時間帯を正確に特定して予測することには限界があることから、降水確率の予測には誤差が含まれるということでございます。
おめくりいただきまして、資料二は、スーパーコンピューターがはじき出しました数値予報、これは気象庁でよく使う用語ですけれども、数値予報の適中率と、実際に予報官が主観的な判断も交えて発表した発表予報の適中率の比較でございます。 一部御紹介いたしますと、降水の有無の適中率は、発表予報の適中率が八五・九%、そのもととなっているスーパーコンピューターの数値予報の適中率は八五・三%。
○石井国務大臣 近年、スーパーコンピューターを用いた数値予報の技術が向上しておりまして、これに伴い、予測精度も向上しております。一方で、現在の数値予報では、局地的な降雨などの発生場所や時間帯を正確に特定して予測することには限界がございます。
また、観測・予測技術につきましては、世界最先端の気象観測機能を有するひまわり八号の利用技術や次世代気象レーダー導入に向けた技術開発を行うこと、さらには、数値予報技術の高度化による集中豪雨や台風などの予測精度の向上を図ることなどについて、人材の育成強化も含め取り組んでいく必要があるとされております。
そのため、気象庁では、気象レーダーによる観測やスーパーコンピューターを用いた数値予報技術について技術開発の取組を進めております。また、昨年九月からは、目撃情報を活用しまして確度の高い竜巻注意情報を発表する取組も開始しているところでございます。
気象庁では、集中豪雨などの大雨を監視、予測するため、ドップラー・レーダーの全国整備やその高解像度化を実施し、観測システムの強化を図るとともに、数値予報モデルの高度化や短時間予測技術の向上に取り組んでおります。
○政府参考人(羽鳥光彦君) 気象庁の予報、スーパーコンピューターを用いた数値予報あるいは最新の気象衛星等を用いてやっていますが、やはりある程度の限界あるいは技術的な課題等はまだまだ残ってございまして、これにつきまして、例えば本年夏頃には次期気象衛星ひまわり八号ですが、これを打ち上げて、より頻度の高い観測とか、そういう情報が入りますので、それらを使って精度を高める。
気象庁としましては、大雪等の現象の解明というのがまず重要なんですが、さらには、スーパーコンピューターを用いた数値予報モデルの改良、また、本年夏には次期静止気象衛星ひまわり八号を打ち上げる予定でございますので、こういった観測網の強化により、より一層の監視、予測技術の向上に努めたいと考えてございます。 以上です。
同時に、数値予報モデルでいいますスーパーコンピューターでのシミュレーション技術、これについても高度化を進めるとともに、短時間での大雨等の予測技術の開発に向けて努力しているところでございます。
このため、気象庁では、レーダーあるいは数値予報というシミュレーション技術がございますが、これで発生する可能性をとらえるというやり方をやっていまして、その場合において竜巻注意情報ということで警戒を呼びかけてございますが、残念ながら精度が低いということについては現状、事実でございます。
ナウキャストの原理でございますが、先ほどの気象ドップラーレーダー等の観測網、さらにはスーパーコンピューターを用いました数値予報技術、これを応用しまして、一時間先までの詳細な予測をするということで、その予測要素としましては降水、雷、竜巻等の突風でございまして、これは発達した積乱雲に伴って発生する極めてシビアな現象の全体でございまして、これらについてナウキャストという情報で発信してございます。
それを用いて、数値予報等の成果も踏まえて竜巻注意情報等を最終的には発表してございます。 気象庁でのレーダーによる観測につきましては、まず、降水の観測について、従来より国土交通省のレーダーも取り込んでその精度向上に努めているところでございまして、今後更に気象庁自らのレーダーの高分解能化を図るということとともに、国土交通省のXバンドレーダー等も含めて積極的に活用したいと考えてございます。
○羽鳥政府参考人 季節予報というのは、予測技術という点ではかなり難しい点がございますが、気象庁といたしましては、スーパーコンピューターを用いた数値予報モデルというものの改善に努めてございまして、今後とも、三カ月予報や一カ月予報の精度向上というところに努めたいと思います。
○羽鳥政府参考人 気象庁の情報、天気予報等一般に発表しているもの以外に、基本的に、数値予報ですとか、さまざまな観測データの基盤的な情報がございます。
気象庁では、天気予報や注意報、警報などの情報を発表するために基本となる資料を作成するために数値予報モデルを用いております。現在、気象庁が大雨を予測するために運用しています数値予報モデルは、東西南北方向の距離、これは計算を行う単位でございますが、それがおおむね五キロメートルでございます。
それに加えて、これまでのレーダーというのは雨とか雪とかだけであったわけでありますが、雨と風の動きを立体的、連続的に観測する気象ドップラー・レーダーというのを活用いたしますと風の動きもわかりますので、雨雲の動向に関する監視精度の向上を図るとともに、現在より少しでも雨の降る地域を絞り込んで予測することができるように数値予報モデルの高度化などを進めております。
これを改善すべく、雨や風の動きを立体的、連続的に観測する気象ドップラー・レーダーの活用により、雨雲の動きに関する監視精度の向上を図るとともに、現在より少しでも雨の降る地域を絞り込んで予想することができるように、数値予報モデルの高度化などを進めているところでございます。
先ほど申し上げましたように、その発生メカニズムの研究によりまして、監視を行う、あるいは数値予報モデルなどの予測の高度化ができるということを思っておりますので、関係省庁とも連携して研究を進めてまいりたいと考えております。
さらに、半日程度前から集中豪雨の発生の可能性を把握するために、地上ですとか上空の気象観測、気象衛星などのデータを基にスーパーコンピューターを用いた大気の流れを予測する数値予報という手法によりまして気象の予測を実施しておるところでございます。
気象庁では、スーパーコンピューターを用いまして、数値予報と呼ばれる予測手法により、一か月、三か月、暖候期、寒候期を対象とした予報を行っております。平成十八年三月にスーパーコンピューターを更新いたしまして、その結果、より入念に数値予報の計算を行うということを既に開始しております。これに基づきまして季節予報の精度向上に現在努めているところでございます。
気象庁におきましては、中小河川等の洪水予報の最も基礎となります降水につきまして、アメダス、気象レーダー及び気象衛星、こういったものからの観測データを用いましてその状況を常時かつ迅速に把握、監視をすると同時に、これらの観測データを用いまして大気の動向をコンピューター上でシミュレーションする、いわゆる数値予報と呼んでおりますが、こういった技術によりまして降水の予測をいたし、これをもとに洪水警報あるいは注意報
特に、現在、数値予報と申しておりますが、そういったシミュレーションをするスーパーコンピューターの能力アップを目指しているところでございます。ここ数年のうちには、相当なタイミング、あるいは場所を絞った予測を提供できることが可能になろうというふうに考えておるところでございます。 二番目の質問でございますが、内陸部で起こりました地震への対応でございます。
なお、先ほど申し上げましたように、若干の数値予報モデルの強化等をいたしておりまして、もう少しこれを前に、五、六時間前に伸ばすことができないかということを現在志向しておるところでございます。